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百年の旅びと──佐藤春夫1920台湾旅行文学展
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百年の旅びと──佐藤春夫1920台湾旅行文学展

展示紹介
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展示紹介

今から100年前の1920年、作家・佐藤春夫は、交通網が整ったばかりの若き台湾へとやってきました。傷心を抱えたこの放浪の旅は、台湾の文学に豊かな可能性をもたらし、若き春夫に新たな展開を与えました。日本の統治権力が隅々まで浸透した生活状況とその残酷さ、南国の風景とそこに潜む文化的精髄は、時にはかない美しさを現出し、時に激しくぶつかり合いました。今回の展示は、佐藤春夫の台湾旅行に関する文物を集め、学術研究の成果を交えて、この100年後の地点から、旅行と探究・芸術と生命の意義を再発見しようする試みです。


華麗な幻想小説、不思議な童話、詳細な現地報告など10数篇の作品に結実した台湾の旅は、春夫の人生と文学を一層高めるきっかけとなりました。彼の台湾作品は、日本文学に熱帯・南方・原住民族などの斬新な題材をもたらし、台湾文学にも、開拓の歴史や怪奇・憂愁・文明批評などの題材を通じて自己認識をうながす刺激となったのです。その影響は、日本の「中央」文壇を「外地」に開眼させ、また台湾作家が日本文学の世界に向かうための牽引力を発揮しました。

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